ようこそ 弁護士 陶山 智洋のブログへ

刑事事件・刑事弁護の情報を中心に,さまざまな情報を提供していきたいと思います。 私が所属する「弁護士法人心 岐阜駅法律事務所」のサイトはこちらです。

シンポジウム等のお知らせ

1 国選弁護シンポジウム
  令和2年11月20日 @広島
  国選弁護と銘打ってはいますが,広く刑事弁護について役に立つ情報を発信したり,
  弁護実践について共有することができるシンポジウムです。
  なかなか一般の方にお越しいただくには内容が難しいですが,
  交通事故の加害者になってしまうことは,いくら気をつけていても誰でも完全に避けることはできませんし,
  他の誰かが起こした刑事事件の疑いをかけられてしまう(えん罪)可能性もありますので,
  弁護士がどのような活動をしているのか,制度がどうなっているのか,
  自分が本当に助けてほしいときに,制度として守られているのか,
  守られていないのであれば,どのような制度が必要なのか,
  一度考えてみるよい機会になると思います。
  
  今回,シンポジウムの実行委員に任命されましたので,このブログでもいろいろ紹介したいなと思っています。

2 中部弁護士会連合会刑事弁護経験交流会
  令和2年3月7日 @金沢
  こちらは,弁護士向けの交流会です。基本的には中部の弁護士が対象ですが,他の地域の弁護士もご相談ください。
  今回は,裁判員裁判が始まって10年が経過したので,テーマは裁判員や訴訟指揮について経験を交流する予定です。
  まだ正式な決定ではないと思うので,基調講演の先生を言って良いのか分からないのですが,
  とても素晴らしい刑事弁護人をお呼びする予定です。

いずれも,貴重な機会ですので,ぜひ,ご予定ください。
  

中弁連シンポジウム

前回のブログでもお伝えしたとおり,中弁連大会,及びシンポジウムが岐阜グランドホテルで行われました。

高中弁護士の基調講演に始まり,アンケート報告や,パネルディスカッションが行われました。

基調講演は,一般の方向けに簡単な説明もあり,弁護士向けの最新の動向など,大変貴重なお話を伺えました。
惜しむべきは,高中先生も話しのメインテーマになっていて,重要とおっしゃっていた隣接士業間の問題が
宣言にはほとんど盛り込まれておらず,
パネルディスカッションでも適切に触れられておらず,一貫性を欠いてしまっていたことです。

アンケート報告は,弁護士対象のアンケートと市民対象のアンケートが紹介されました。
こちらも惜しむべきは,紹介にとどまり分析までできていなかったこと,
発表者が時間を守れず尻切れトンボになってしまったこと,
「えー」「あー」などのノイズが多く大変お聞き苦しい報告になってしまったことです。

パネルディスカッションは,当初は,こんな内容のないパネルディスカッション,皆さん聞いていただけるのか心配でしたが,
そこは登壇者が皆さんスペシャリストで,話もうまく,引き出しも多いため,
とても充実したものになったと思います。

宣言についての議論は,1人目の方はとにかく長いだけで,言いたいことが分かりませんでしたが,
2人目の岐阜の森弁護士は,宣言よりも的確な議論をされており,大変有意義な賛成討論でした。

ということで,大変だった中弁連シンポの実行委員会でしたが,いろいろな意味でとても有意義なものでした。
一つ分かったのは,非弁は許されませんが,弁護士だからといって,力量には非常に大きな差があり,
その大きな差は,時には,非弁の問題と同じく,一般市民の方に不利益を被らせることになるということを
再認識できたことです。
日々,研鑽を積み,少しでも依頼者様のお役に立てればと思います。

中部弁護士会連合会シンポジウムのお知らせ

1 令和元年10月18日(金)午前9時30分から午後0時に,岐阜グランドホテルにおいて,中部弁護士会連合会シンポジウムが行われます。
2 今回のシンポのテーマは,「HIBEN?~非弁による被害者を出さないために,加害者とならないために~」です。
3 シンポでは,「弁護士法概説」の著者であり,非弁問題にも詳しい髙中正彦弁護士(東京弁護士会)をお招きして,基調講演を行っていただきます。
4 パネルディスカッションでは,元CBCテレビのアナウンサーで,現在はフリーアナウンサーの丹野みどりさんをコーディネーターに迎えます。
  報道番組で一度は見たことがあるのではないでしょうか?
  また,パネリストとして,NHKの今西章さんにもお越しいただき,お二人から,非弁についてのマスコミの意見や今後の報道のあり方についてお話を伺います。
  隣接士業として,名古屋税理士会副会長の平昌彦税理士にもパネリストとしてお越しいただきます。
  非弁問題について税理士の観点からのご意見や,税理士会の取り組みの状況,弁護士と税理士の協働の観点などについてディスカッションをさせていただきます。
  弁護士会からは,基調講演に引き続き髙中弁護士が,中部弁護士連合会からは安藤健弁護士(福井弁護士会)に登壇いただき,
  弁護士が陥りやすい非弁提携の問題や,非弁問題への対処法などについてもディスカッションを行う予定です。
5 みなさまにご協力いただいた弁護士へのアンケートや一般市民の方を対象に非弁に関する意識等を調査したアンケートについてもご報告をいたします。
  シンポは一般の方の参加も募っております。
  ぜひ,ご友人などと一緒にご参加ください。

下着の差入れ

逮捕・勾留されると,一定期間,警察や拘置所の留置場で生活をしなければなりません。
その際の衣服について,手持ちがなければ,留置施設が貸し出しをしてくれますが,
差し入れをすることもできます。
しかし,差し入れについては,各都道府県の警察によって,取扱の運用が異なりますし,
拘置所も警察とは異なります。
そのため,警察では差し入れできるけれども,拘置所では差し入れできないとか,
愛知県警では差し入れできるけれども,岐阜県警では差し入れできないなどの事態が起こります。
弁護士も,家族に頼まれて差し入れをすることがありますが,毎回,悩む物品がいくつかあります。

下着については(下着に限らずですが),
装飾品の付いたものは基本的に差し入れできません。
ちょっとしたリボンなどがあっても一律断られることもあります。

女性では,ブラジャーは差し入れできません。
タオルなどと同様,自傷行為に使われるおそれがあるからとされています。

実は,パッド付きのTシャツについても,留置施設の中での使用は認めていない警察が多いです。
その理由は明らかではありませんが,通達で禁止されているようです。
ただし,一部の警察署では,留置施設の外に出る場合,
例えば,実況見分であるとか,裁判への出頭の際には,使用を認めているため,
差入れ自体はできるというところもあります。
一方,一律差入れも認めず,留置施設の外に出る場合は,ブラジャーを貸し出すといった警察もあります。

弁護士としては,留置施設内での自傷行為等を防ぐ必要があることは認めますが,
パッド付きのシャツをはじめ,全く関係のないものまで禁止している警察などが多いなと言う印象です。

警察に家族が逮捕されてしまって,弁護を依頼したいという方は,お気軽に弁護士法人心までお問い合わせください。publicdomainq-0011833czr (1)

***ホームページの集合写真を新しくしましたのでご覧ください***
http://www.bengoshi-gifu.com/

証人尋問の重要性

刑事裁判においては,罪を認めている自白事件においても,罪を争っている否認事件においても,
被告人,証人,情状証人についての尋問が極めて重要です。
民事事件の場合は,証人尋問はすべての事件で行われるわけではありませんので,
その重要性は低くみられがちですが,
逆に,証人尋問まで行くということは,事実関係などに争いがあるため,
極めて重要性が高いともいえます。

弁護士の中には,証人尋問の案を事件を担当する事務員に考えさせる人がいるということも聞いたことがありますが,
証人尋問は,極めて特殊な専門的技術が必要になりますので,訓練を受けていない事務員が考えられるとは思えません。

特に,緊張などでうまく答えられない依頼者や敵対する証人などでは,
証言の状況や表情などをみて尋問をしなければならないため,
用意した尋問事項はあくまで「案」であり,当日現場で聞くか聞かないかを瞬時に判断しなければなりません。
研修で
 「聞くか,聞かざるか,それが問題だ」と言っていた弁護士がいますが,
まさに正論だと思います。

そのため,詳細な尋問事項を用意して,それをただただ読み上げるだけの弁護士がいれば,
もしかしたら,それは注意が必要かもしれません。
もっとも,なんらの準備をしないで,だらだらと,まとまりがなく聞けば良いというものでもないため,
十尾は周到にする必要があります。
このさじ加減が重要であり,弁護士の腕の見せ所になります。

証人尋問が必要な事件のご相談は,弁護士法人心岐阜駅法律事務所までお問い合わせください。publicdomainq-0019201gzk

条例の改正

愛知県では,公衆に著しく迷惑をかける暴力的不良行為等の防止に関する条例が平成31年1月1日に改正されて,
名称も愛知県迷惑行為防止条例にかわりました。
この改正は,ストーカーや痴漢、のぞき見、盗撮などに対応するように改正されたものです。

盗撮行為に関しては,
1 不特定または多数の人が利用する場所・乗物が新たに規制対象場所となりました。
例えば,学校の教室,廊下や会社の事務所,マンション等のエントランス,階段,カラオケボックスの個室などです。

2 また,住居、浴場、便所、更衣室等の人が通常衣服の全部又は一部を着けない状態でいるような場所も対象となりました。
例えば,住居,ホテル,会社のトイレ,更衣室などです。

3 さらに,のぞき見・盗撮に関する「規制行為」が拡大されて,盗撮目的で「写真機等」を設置する行為等が禁止されました。
そのため,のぞき見・盗撮目的でカメラを女性のスカート内に差し入れたものの,撮影を始める前に発覚した場合や撮影に失敗し,画像が残っていなかった場合でも処罰されることになります。

従前は,処罰できなかった行為についても処罰がなされるようになりました。

条例の抜け道を探して盗撮行為をすることはあってはなりませんが,罪刑法定主義の観点から処罰すべき行為は明確にしなければならないため,
条例の改正はとても重要です。

今回は愛知県の条例の改正を取り上げましたが,各地の条例も順次改正がなされているので,盗撮などで処罰を受ける場合は,条例をきちんと確認をしなければなりません。

盗撮行為で刑事弁護を依頼されたい方は,お気軽に弁護士法人心岐阜駅法律事務所までお問い合わせ下さい。

令和

5月に入り,元号が,平成から令和に変わりました。
なんとなく,連休もあり,気分が一新されますね。
令和はどんな時代になるのか楽しみです。

世間的には,令和は歓迎ムードのように思えますが,
一方で,西暦で統一すべきではというような声もあったかと思います。
当事務所でも,西暦を使用すべきかという議論もありましたが,
裁判所をはじめとする役所が基本的には元号を使用するということもあり,
当事務所でも,元号を使用するということになりました。
やはり,普段から使い慣れていなければ,とっさの判断の時にミスにつながってしまいますからね。

もっとも,しばらくは間違って無意識に「平成」と記載してしまいそうですが。
手書きの書式では,「令和」と書いてくれていれば間違えなさそうですが,
ワードなどで起案する際には,つい平成31年とうってしまいそうです。

ちなみに,なんとなく,「年が変わった」という感覚になり,
何回か「令和元年1月1日」と打ち込んでしまいました(笑)
無意識というものは本当に怖いですね。
すぐに気づいたからよいのですが,間違って書かないようにしないといけないですね。

弁護士業務でも,いろいろな書類が元号で記載されていますので,
書類の差し替えか改訂が必要になります。
もっとも,プログラミング的なものはほとんど使わないので,作業量的には大きくはならないでしょう。

令和となっても,弁護士法人心岐阜駅法律事務所をよろしくお願いいたします。

健康管理

弁護士に限らず,健康管理はとても重要です。
仕事をするうえで体調不良となれば,顧客に迷惑をかけたり,同僚・上司に迷惑をかけてしまいます。
何より,自分自身のスケジュールが崩れたり,よいパフォーマンスが発揮できなくなったりします。
うつ病などの精神疾患となってしまっては,長期にわたり大きな影響が出てしまいます。

そのため,健康管理が何より大切であるとも言えます。

一方で,この言葉を他人に伝えるのは非常に難しいとも言えます。
それは,「健康管理が一番重要だ。それができないのは三流だ」のような論調で話した人が,
風邪を引いて会議を欠席したり,健康診断で要再検査になったりしては,
自分自身が三流であることを証明してしまい,信頼を失ってしまいます。
そのため,この言葉は,自分自身に言い聞かせるものであって,他人に偉そうに語ってはいけないものであると思います。

私も,大きな病気などはしませんが,毎年,風邪を引いたり,
季節の変わり目に体調を崩したりすることがあるので,言葉の重要性は理解しつつ,なかなか他人には語れません。
とにかく,信用を失わないように,反面教師にしながら,体調管理に気をつけていきたいと思います。

刑事弁護では,特に,長期の勾留をされてしまう被疑者・被告人の体調に気を遣うことも重要です。
古い勾留施設だと,エアコンの調整ができず,とても寒かったり暑かったりすると聞きます。
あるいは,暑くなってきたのにエアコンが時期的に入らないということもあります。
このような場合は,申し入れをすることが重要です。

通信傍受法

いわゆる通信傍受法が改正をされます。
通信傍受法は,一定の要件の下に,捜査機関が電話などの内容を傍受するという捜査手法について定めた法律です。
今回の通信傍受法の改正は多岐にわたりますが,何より大きいのは,対象犯罪が増加したということでしょう。
これまでは,
薬物関連犯罪
銃器関連犯罪
集団密航
組織的殺人
の4類型が対象犯罪でした。
2019年の改正では,
爆発物使用,未遂
殺人,同未遂
傷害,傷害致死
現住建造物等放火,同未遂
未成年者略取及び誘拐,営利目的等略取及び誘拐等
逮捕監禁,逮捕等致傷
詐欺等,恐喝,同未遂
窃盗,強盗,強盗致死,同未遂
児童ポルノ等の不特定多数に対する提供等,提供等目的による製造等
の9類型が対象犯罪に加わりました。

詐欺が加わったことで,オレオレ詐欺などの特殊詐欺も通信傍受の対象となります。
一人の国民としては,特殊詐欺の集団は早く捕まってもらい,少しでも被害がなくなるようになってほしいという気持ちもありますが,
通信傍受が濫用的に行われないかとか,弁護士と被疑者の通信は本当に大丈夫なのかなど,懸念材料も多くあります。

このような改正に応じた弁護士のアドバイスも必要となります。
先ほども述べたように,弁護士との通信かどうかを見極めるために,通信の冒頭を傍受されている可能性もあります。
そのため,弁護士は必ず「弁護士」であることを述べる必要がありますが,
いきなり本題に入らず,一定時間経過してから話す必要があったり,
重要な会話は電話ではなく,事務所で打合せをするなどのアドバイスです。

詐欺などの刑事弁護をご依頼の方はお気軽にお問い合わせください。

刑事弁護士費用補償特約

損保ジャパン日本興亜損害保険で,今年から,従来の交通事故の被害者となったときの弁護士費用の補償に加えて,
交通事故で加害者側になってしまったときの弁護士費用の補償もなされる特約が販売されるようになりました。
この保険は,交通事故の加害者となってしまい,逮捕されるか起訴された場合に,保険を使うことができます。
もっとも,飲酒運転や危険運転などの場合には,保険を使うことはできません。
車両保険や人身傷害保険と同じようなイメージです。

この保険によって,不注意で事故を起こしてしまったときに,被害届の取下げや嘆願書の取得に向けた
刑事弁護活動を費用負担なく依頼することができます。

もっとも,勾留されている場合や起訴されている場合は,国選弁護人制度の対象でもあります。
その場合の一番の違いは,保険は,あくまで私選弁護人の費用を補償するものですから,
国選弁護人と違い,自分の信頼できる,納得できる弁護士を選ぶことができます。

弁護士費用補償特約をつかっても,それだけでは等級は下がりませんから,
(そうはいっても,加害者の場合,対人保険,対物保険は使うことになるでしょうから,
保険の等級は下がることになります。)
弁護士費用補償特約を使うことをおすすめします。

弁護士法人心岐阜駅法律事務所では,岐阜で起こった交通事故の刑事事件・刑事弁護のご相談を承っております。
刑事事件・刑事弁護のご相談はお気軽に弁護士法人心岐阜駅法律事務所までお問い合わせください。