司法研究

裁判所は,裁判を行うだけではなく,裁判をよりよく行えるような研究や検証を行っており,それが「司法研究」という形でまとめられ,発表されます。
近年は,刑事事件に関しても,重要な司法研究が発表されています。
基本的には,裁判をよりよく行うための内容が書かれているため,被告人にとってメリットとなることが書かれています。
もっとも,時には,裁判を早く終わらせることに力を注ぎすぎるあまり,十分な防御をすることをないがしろにするような記述があったり,裁判員裁判において,評議を円滑に行うことに力点を置きすぎて,公判前整理手続という裁判の準備手続きで,裁判所の過剰な介入を許して,当事者主義をないがしろにしてしまう可能性のある記述があるなどもします。
この点に関して,弁護士会として,あるいは個々の事件における弁護人としても,対抗する必要があるため,しっかりと研究し,対応策を身に着ける必要があります。
このように,裁判所・弁護士会,検察庁が互いに研究し,批判し,裁判を行うことで,刑事裁判はどんどんと進化しています。
そのため,刑事事件を日常的に取り扱わなければ,どんどんその進化から取り残されることになります。
弁護士法人心では,刑事研究会というチーム作り,法律改正にとどまらず,最近の司法研究の勉強会や,それらに関する協議会の検討などを通じて,日々検討,研鑽を積んでいます。
刑事事件のご相談があれば,お気軽にお問い合わせください。

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