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尋問における裁判官との攻防

弁護士業務で難しいものの一つに尋問があります。

そして,尋問は,証人に何を語らせるのか,

有利な事情をいかに引き出すかがとても重要です。

そのため,尋問は証人との戦いのようにも思えますが,

裁判官との戦いもあります。

本来尋問は,事実認定者である裁判官に心証を取ってもらうものですが,

尋問内容を制限したり,尋問時間を制限したりと,

場合によっては,裁判官と戦わなくてはならないこともあります。

絶対にやってはいけないのが,

中途半端にしか尋問の準備をせずに,

裁判官から「時間が借りすぎではないか」,「必要性はあるのか」

といわれて,尋問を止めてしまうことですね。

これからも,良い尋問をするために,日々努力が必要ですね。

尋問でやってはいけないこと

証人尋問でやってはいけないことは多くありますが,

弁護士がやりがちなこととして,

「えー。」「あのー。」

という言葉を連発することです。

これをすると,聞き手の集中力を阻害し,尋問の流れを途切れさせ,

事実認定者である裁判官に有利な心証を与えることができません。

普段の会話から「えー。」「あのー。」が多い人は,尋問でもでてしまうので注意が必要です。

あるいは,証人が答え終わった後に,

「うん。」「はい。」

など合の手を入れることも不要です。

これとは異なりますが,日常会話で,自分の発言に「うん,うん。」と相づちを打つ人がいますね。

これは,他人に否定されるのが怖い,自己愛が強い人と言われているようです。

どちらにせよ,日常生活で不快な言動は証人尋問でやってはいけませんね(自戒)。