労災について相談する弁護士の選び方
1 労災に精通していること
労災保険の補償内容は多岐にわたり、給付ごとに要件や用意すべき書類が異なるため、請求手続きはかなり複雑化しています。
例えば、療養(補償)給付、休業(補償)給付、障害(補償)給付、遺族(補償)給付、介護(補償)給付などがあり、厚生労働省のホームページでは、各種給付のパンフレットを確認することができます。
参考リンク:厚生労働省・労働基準情報:労災補償・各種給付及びパンフレットについて
このように、労災保険給付の種類は複数あるため、どのような場合に、どの手続きをとることで、どれくらいの補償を受けられるか、正確な知識・理解がなければ、労災手続きで適切な補償を受けることは難しいといえます。
したがって、労災についてのご相談は、当然ではありますが、労災に精通した弁護士を選ぶことをおすすめします。
労災に精通しているか否かは、法律事務所のホームページで労災に関する情報を発信しているか、労災についての解決実績が掲載されているかなどが参考になります。
2 後遺障害に精通していること
労災によるケガ等で障害が残った場合、障害(補償)給付の請求手続きを行うことによって、後遺障害の等級認定を求めることができます。
参考リンク:厚生労働省・障害(補償)等給付の請求手続
後遺障害の有無・内容により、労災の補償額が大きく異なるため、障害に応じた適切な等級認定を獲得することがとても重要です。
適切な等級認定を獲得するには、認定基準に対する正確な理解や、障害に対する医学的知識が必要になります。
したがって、労災の中でもとりわけ後遺障害に精通した弁護士に相談することをおすすめします。
3 早い段階からサポートしてくれること
適切な等級認定を獲得するには、傷病に応じて、適切な病院を選択したり、必要な検査を受けたりしておくなど、事故当初から、障害が残る可能性も見据えて対応する必要があります。
そのため、早い段階からサポートしてくれる弁護士を選ぶことも大切です。