万引きについて弁護士を依頼するメリット

万引きをした場合、被害金額や余罪・前科前歴等によっては逮捕されることがあります。

逮捕されると、その後の勾留期間を含めると最大２３日間身体拘束されます。

長期間の拘束に及ぶため、仕事や日常生活に多大な支障が生じてしまいます。

この点、弁護士に依頼していれば、例えば、勾留請求しないことを求める意見書を検察官に提出したり、勾留決定後であれば準抗告の申立てを行うなどして、早期釈放に向けて動いてもらうことができます。

万引きをすると、警察官や検察官による取調べを受けます。

取調べで調書が作成されると、後に訂正や撤回することは通常できません。

やってもいないことで罪に問われたり、不当に重い処分がなされてしまうことがあるため、取調べではどのような点に注意すべきか知っておくことはとても大切です。

弁護士に依頼すれば、早期に取調べに対するアドバイスを受けることができるので、落ち着いて取調べに臨むことができます。

万引きの被害者と示談が成立すると有利な事情として考慮されます。

しかし、加害者が被害者に連絡をとろうとしても、連絡先が分からなかったり、被害者が加害者との接触を嫌がったりすることが少なくありません。

この点、弁護士であれば、検察官を通じて被害者との接触を図ることができますし、被害者も落ち着いて交渉の席についていただけることが多いです。

また、示談金額の相場に照らして、相当な範囲内で示談交渉を行ってくれます。

示談書を作成する場面では、宥恕文言や被害届の取り下げの条項を盛り込めないか、被害者と交渉します。

万引きで捕まる方には余罪や前科前歴があることが多いです。

そのため、再び万引きをするのではないかと思われないよう、再犯防止に向けた取り組みを具体的に主張する必要があります。

弁護士に依頼していれば、事案に即して、どのような再犯防止策が効果的かなどアドバイスを受けることができます。

場合によっては、医療機関を受診するべきかを検討するべき場合あり得るところです。

万引きについて弁護士に依頼するメリットは多岐にわたります。

ご自身や身内の方が万引きをしてしまった場合には、お早めに刑事弁護に詳しい弁護士にご相談されることをお勧めします。